軽キャンピングカーを購入して初めての車検がやってきました。
今までお世話になっていたところに問い合わせると、キャンピングカーの車検は取り扱っていないとのこと。
イエローハットでも断られ、オートバックスでは「できないことはないけど、料金が高くなるので自分で陸運局に持って行った方がいい」と言われました。
いろいろ探した結果、家から一番近い整備工場でやってもらうことになったのですが・・・
ということで今回は
なぜキャンピングカーの車検は、取り扱っていないところが多いのか?
その要因になっている、キャンピングカーの特殊性と構造要件について調べてみました。
そして、実際にかかった軽キャンピングカーの車検費用もお伝えします。
これからキャンピングカーを購入予定の方、車検を間近に控えた方の参考になれば嬉しいです。
キャンピングカーの車検の間隔は2年
自家用乗用車の車検は、新車登録から初回が3年。
以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
ところが、8ナンバーのキャンピングカーの場合は、新車登録から初回が2年。
以降も2年ごとに受ける必要があります。
初回からずっと2年です。
なぜキャンピングカーの車検は、取り扱っていないところが多いのか?
キャンピングカーの特殊性
キャンピングカーは、通常の乗用車とは異なる大きさや特殊な設備を持っていることがあります。
キッチン、トイレ、電気系統などが搭載されているため、一般的な車検設備では対応が難しい場合があるようです。
キャンピングカー(8ナンバー)の構造要件
8ナンバーのキャンピングカーは、構造要件を満たした改造が施してあり『特殊用途自動車』として区分されます。
ガレキャン通信によると、その構造要件とは以下の4つです。
・就寝設備
・水道設備
・炊事設備
・室内高
車検を通すには、これらの要件を満たしていることが必要不可欠のようです。
普通の車をDIYしてキャンピングカーとして使っている人も多く、例えそれが合法だとしても、細かな構造要件をチェックするのはやはり責任重大のようです。
認定工場と指定工場のちがい
自動車の点検や整備を行う整備工場は、大きく分けて2つ『認定工場』と『指定工場』があります。
認定工場は、工場内で整備を行った後に車検場へ持ち込みます。
一方、指定工場は工場内で整備・車検ができます。
あくまでも私の見解ですが、いずれにしてもキャンピングカーの構造要件に詳しくなければ、取り扱いが厳しいのは仕方のないことかもしれません。
整備士さんと話してわかったこと
今回私がお世話になった近所の整備工場は、自社で整備し車検までできる『指定工場』です。
自社で車検ができるので引き受けてくれたのかなと一瞬思いましたが、いえいえそんなことはありません。
キャンピングカーの車検基準をクリアしているか自分で判断しなければならないので、責任重大のようです。
その整備工場は
・キャンピングカーの整備や車検の経験がある。
・引き受けるかどうか、まずは車を見てから判断する。
とのことでした。
私が事前チェックで車を持ち込んだ時、車体の長さや車内の構造など細かくチェックされていました。
そのうえで『大丈夫そうですね。お引き受けします』とのお返事をいただきました。
キャンピングカー(8ナンバー)の日数と車検費用は?
日数
2泊3日
車検費用
総費用:9万円弱
その中の保険と税金に関して、普通の乗用車と比較すると
・自賠責保険(24ヶ月分):11,290円(普通の軽自動車:17,540円)
・重量税(24ヶ月分):6,600円(普通の軽自動車:6,600円)
ちなみに
車検費用とは関係ありませんが、年に1度の自動車税は
5,000円(普通の軽自動車:10,800円)です。
まとめ
今回は
なぜキャンピングカーの車検は、取り扱っていないところが多いのか?
その要因になっている、キャンピングカーの特殊性と構造要件について調べてみました。
調べれば調べるほど「こりゃ~やりたくないだろうな~」と納得したものです。
社内規定で「キャンピングカーの車検不可」となっている場合は無理ですが、車検を引き受けてくれるかどうかは、キャンピングカーの構造要件に詳しい整備士がいるかどうかではないかと感じました。
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