スマートフォンのタッチ決済、使っていますか？「まだ使ったことない」「難しそう」と思っている方もいるかもしれませんが、実はとっても簡単！一度体験すると、もう手放せなくなる便利さです。
「スマホ決済」と聞くと、バーコード決済（PayPayや楽天ペイなどのQRコードを読み取る、または提示する方式）を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろんバーコード決済も便利ですが、実はタッチ決済には、それとはまた違った圧倒的なスマートさがあります。
バーコード決済の場合、アプリを開いて、コードを表示させ、場合によっては店員さんが読み取ったり、自分で読み取ったりと、いくつか手順が必要です。
一方でタッチ決済は、対応する端末にスマホをかざすだけ。
「ピッ！」という音とともに、あっという間にお会計が完了します。まるでカードをかざすのと同じ感覚で、よりスピーディーに、そしてスムーズに支払いを済ませられるのが大きな魅力です。
そこで今回は
Android ユーザーに特におすすめの「Google ウォレット」を使って、クレジットカードやデビットカードを登録するところから、実際にスマートフォンでタッチ決済をするまでの流れを、画像を交えながら徹底解説します。
もう現金やカードを取り出す手間は不要！あなたも今日からスマートなキャッシュレス生活を始めてみませんか？
1. Google ウォレットって何？何ができるの？
まずはGoogle ウォレットの基本からご紹介します。
Google ウォレットとは？
- Googleが提供する、スマートフォンで様々な情報を管理できるアプリです。
- クレジットカードやデビットカード、交通系ICカード、ポイントカード、搭乗券、イベントチケットなどを一元管理できます。
Google ウォレットでできること
- タッチ決済（NFC決済）： 店舗のレジでスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。
- オンライン決済： Google Playストアや一部のオンラインショップで簡単に支払いできます。
- ポイントカードの管理： 普段使っているポイントカードを登録すれば、会計時に提示する手間が省けます。
- 交通系ICカードの利用： SuicaやPASMOなどを登録すれば、スマートフォンで電車やバスに乗車できます。（※対応カードは限定されます）
- その他： 搭乗券やイベントチケットなども管理できます。
2. 事前準備：これだけ揃えればOK！
Google ウォレットを利用する前に、いくつか確認しておくことがあります。
- Androidスマートフォン：
- NFC（近距離無線通信）機能が搭載されていること。
- Android 7.0以降のバージョンであること。
- Google アカウント：
- GmailのアドレスとパスワードがあればOKです。
- 登録したいクレジットカードまたはデビットカード：
- Visa、Mastercard、JCB、American Expressなどの国際ブランドに対応しています。
- カードによっては登録できない場合もあります。
- インターネット接続環境：
- Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要です。
3. Google ウォレットにカードを登録する手順
いよいよ、Google ウォレットにカードを登録するステップです。
Google ウォレット アプリをインストール（または起動）する
- もしインストールされていない場合は、Google Playストアで「Google ウォレット」と検索し、インストールします。
- すでにインストールされている場合は、アプリを起動します。
「お支払いカード」を追加する
- アプリのホーム画面で「お支払いカード」または「カードを追加」「ウォレットに追加」といったボタンをタップし、クレジットカードまたはデビットカードを選択します。
カード情報を入力する
- 「新しいクレジットカードまたはデビットカード」を選択します。
- スマートフォンのカメラでカードをスキャンするか、手動でカード番号、有効期限、セキュリティコード（CVC/CVV）を入力します。
- 請求先の住所など、必要な情報を入力し、「保存」をタップします。
カード発行会社の認証を行う
- セキュリティのために、カード発行会社による認証が必要です。
- 多くの場合、登録した携帯電話番号にSMSで認証コードが送られてくるので、それを入力します。
- 規約が表示された場合は内容を確認し、「同意して続行」などをタップします。
登録完了！
- 「カードが追加されました」と表示されたら登録完了です。
- 必要に応じて、メインのお支払い方法に設定することもできます。
4. 実際にスマホでタッチ決済を使ってみよう！
カードの登録が完了したら、いよいよ実践です！
NFCをオンにする
スマートフォンの設定から、NFCがオンになっていることを確認します。
クイック設定パネルから簡単にオン・オフできる場合もあります。
お支払い時に店員さんに伝えること
- レジで店員さんに「クレジットカードで」「Visa（Mastercardなど）で」または「ID（アイディ）で」と伝えます。（※iDは特定のカードブランドのタッチ決済名称です。ご自身のカードのブランドを伝えるのが確実です。）
- お店によっては「タッチ決済で」という伝え方も通じる場合があります。
スマートフォンを決済端末にかざす
- スマートフォンの画面ロックを解除した状態で（NFCがオンになっていればロック解除だけでOKな場合が多いです）、NFCマーク（電波のようなマーク）のある決済端末に、スマートフォンの背面をかざします。
- 「ピピッ」という音や、スマートフォンの画面に「完了」などの表示が出れば決済完了です。
- 端末によってはPINコードの入力や、指紋認証を求められることがあります。
5. バーコード決済との違いは？タッチ決済がより便利な理由
ここで、バーコード決済との違いをもう少し深掘りしてみましょう。
バーコード決済（QRコード決済）は、特定のアプリを開いてバーコードやQRコードを表示させたり、お店のQRコードを読み取ったりする手間があります。
例えば、電波状況が悪かったり、コードが小さくて読み取りにくかったりすると、少し手間取ってしまうことも。
一方、Google ウォレットのタッチ決済（NFC決済）は、決済端末にスマホをかざすだけ。
この「かざすだけ」というシンプルな動作が、レジでのスマートさを格段にアップさせます。
- 動作がシンプルでスピーディー： アプリを起動する手間が省け、レジでの待ち時間を短縮できます。
- 通信環境に左右されにくい： NFCは近距離無線通信なので、電波状況に左右されにくく、安定して決済ができます。
普段クレジットカードを使っている方なら、その感覚のままスマホでお会計ができるので、非常にスムーズに移行できるはずです。
6. こんな時に役立つ！タッチ決済の便利な活用シーン
- コンビニエンスストア： 少額の買い物でもサッと決済できます。急いでいる時もスマートにお会計。
- スーパーマーケット： 大量の商品でも、スマートに支払いできます。レジの混雑時にも威力を発揮。
- カフェや飲食店： テイクアウトの際も便利です。カウンターで「ピッ」とスマートに。
- 自動販売機： タッチ決済対応の自販機も増えています。小銭がない時でも安心。
- 海外旅行： 現地の通貨に慣れていなくても、スムーズに支払いできます。多くの国で非接触決済が普及しています。
7. 複数のカードを登録した場合、どうやって使い分けるのか？
Google ウォレットアプリで「メインの支払い方法」を設定できます。
設定されていない場合は、アプリを開いて使いたいカードを選択してからかざすか、決済時に端末側で選択を促される場合があります。
8. まとめ
Google ウォレットを使ったスマートフォンのタッチ決済は、一度慣れてしまえば、その手軽さと便利さに驚くはずです。財布から現金やカードを探す手間がなくなり、レジでの支払いもスムーズに。
バーコード決済にはバーコード決済の良さがありますが、スピードと手軽さ、そして国際的な汎用性を求めるなら、タッチ決済は断然おすすめです。
この記事を参考に、ぜひあなたもGoogle ウォレットでのスマホ決済デビューを果たし、より快適でスマートなキャッシュレス生活を送ってみてください！
《編集後記》
先日、1週間ほど旅に出ました。
その間、現金を使ったのが1回
バーコード決済したのが1回。
後はすべて、スマホのタッチ決済でした。
便利としか言いようのないこのスマホのタッチ決済。
でも使い始めた頃は、ちゃんとできるかと毎回ドキドキでした～！
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