年齢を重ねるごとに、私たちはさまざまな変化を体感します。
特に50代、60代になると、体力の低下や見た目の変化など、老いを感じる瞬間が増えてきます。
そんな中で
60代の女性たちがどのようなことに悩んでいるのか。
そして、その悩みをどうのように受け入れていけばいいのか。
老いと向き合う時、一人一人の感じ方は異なりますが、うまいこと老いを受け入れることで、人生楽になるかもしれません。
60代女性の悩み
加齢に伴って生じる様々な変化を体験する60代の女性たちは、多くの場面で独自の悩みを持っているようです。
2024年1月のヤフーニュースで紹介された「老いを実感したタイミング」では、実に様々な意見が聞かれます。
ここでは60代女性に焦点を絞り、意見をまとめてみました。
・顔は浮かぶのに名前がでてこない(61歳)
・鏡を見た時や撮られた写真を見た時(65歳)
・8時間以上寝ないと疲れがとれない(61歳)
・ぐっすり眠ってもなかなか疲れがとれないこと(68歳)
・物忘れが多くなり、言いたい言葉が出てこない(62歳)
・白髪が増えた(61歳)
・街のガラスに映る姿の背中が丸い(69歳)
・毎朝シワやシミを見た時です(63歳)
・滑舌が悪くなった(61歳)
アンチエイジングの流れ
様々な意見が聞かれる中、誰もが『いつまでも若々しくいたい』と願うのは当然のことかもしれません。
そんな女性たちの気持ちをあおるかのように、テレビCMやSNSでシミやシワ対策グッズが紹介されたり、ドラッグストアの陳列棚にアンチエイジングの商品がずらりと並んだりと、世間ではアンチエイジングの流れが強いようです。
まるで『老い』を敵対しているかのように。
老いを受け入れる
精神科医の中村恒子さんと奥田弘美さんの共著書
『不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方』の中で
そもそも、人間は50歳を過ぎたあたりから、見た目だけでなく体力も知力も人生の盛りからゆるゆると下がり、老人の域に入っていきます。
にもかかわらず、いつまでも若い人と張り合おうとすると、ストレスを感じるのも無理はないのです。
不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方
とあります。
アンチエイジングに力を入れすぎるより、老いを自然の流れだと受け入れる方が気持ちは楽になるかもしれませんね。
まとめ
今回は
60代女性の老いへの不安と、精神科医の中村恒子さんと奥田弘美さんの共著書『不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方』の中から、老いの捉え方について考えてみました。
著書『不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方』は92歳の精神科医・中村恒子先生と54歳で同じく精神科医の奥田弘美先生の対談形式になっています。
老い、孤独、人間関係、終活などシニアの深刻な悩みに寄り添い、答えを出してくれる一冊です。
老いへの悩みをどのように受け入れていけばいいのか・・・
きっと気持ちが楽になるはずです。
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