ドラム式洗濯乾燥機の購入を考える際、特に乾燥方式の違いは大きな選択ポイントとなります。
乾燥方式には主にヒーター式とヒートポンプ式の2種類がありますが、それぞれに異なる機能があります。
今回、ドラム式洗濯乾燥機の買い替えを考え始めた私は、この2種類の方式の『機能・コスパ』を比較し、とことん考えた末にヒーター式を買うことにしました。
ということでこの記事では
・ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式の違いとそれぞれの特徴
・ヒートポンプ式の生乾き臭問題
・洗濯乾燥時間と電気代の比較
ついてご紹介します。
ドラム式洗濯乾燥機を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
ドラム式洗濯乾燥機の2種類の乾燥方式
ドラム式洗濯乾燥機にはヒーター式とヒートポンプ式の2種類があります。
ヒーター式
内蔵されたヒーターで洗濯槽内を温め衣類を乾燥させます。
温度が約80度になるため、乾燥時間が短いというメリットがある反面、衣類が傷みやすいというデメリットがあります。
ヒーターを使うため、電気代はヒートポンプ式よりも高いです。
ヒートポンプ式
エアコンの仕組みと同じで、乾燥した空気を送り込んで衣類を乾燥します。
約60度の温風で乾燥させるので、衣類が傷みにくいというメリットがある反面、乾燥に時間がかかるというデメリットがあります。
ヒートポンプ式の生乾き臭問題
生乾き臭の原因であるモラクセラ菌やマイクロコッカス菌は、60度以上の熱で死滅すると言います。
ヒートポンプ式の60度では、ギリギリセーフなのかアウトなのか?
微妙なところですね。
実際に、ヒートポンプ式を購入された方の感想に『タオルの生乾き臭がある』などの意見がちらほら聞かれます。
乾燥時間と電気代の比較
では次に、乾燥時間と電気代を比較してみたいと思います。
同じサイズのもの(洗濯12kg/乾燥6kg)を、価格.comの製品情報ページを参考に比較してみました。
ヒーター式
洗濯時35分 2.2円
洗濯乾燥時98分 42.4円
ヒートポンプ式
洗濯時34分 2.2円
洗濯乾燥時80分 26.5円
電気代の差額:ヒーター式が約20円高い
あれっ⁉
乾燥時間がヒーター式よりも長いとされていたヒートポンプ式ですが、私の比較ではヒートポンプ式の方が短くなっています。なんで⁉
これは同じメーカーの同じサイズのもので比較したものですが、他のメーカーの同じサイズでは洗濯乾燥時間はヒートポンプ式139分となっているものもあります。
まとめ
今回は
・ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式の違いとそれぞれの特徴
・ヒートポンプ式の生乾き臭問題
・洗濯乾燥時間と電気代の比較
ついてご紹介しました。
一般的には『衣類に優しい・ランニングコストが安い』などでヒートポンプ式が勧められているようです。
しかし、ヒートポンプ式はヒーター式よりも数万円レベルで高いです。
洗濯機の寿命は7年とされています。
先ほどの電気代の差額20円。
毎日洗濯乾燥したとして1ヵ月で600円、1年で7,200円。
この状態で寿命の7年後には、50,400円ヒーター式の電気代が高くなりますが・・・
購入価格とランニングコストを合わせると、ヒーター式もヒートポンプ式もコスト的には大差ないのかなと感じました。
7年間毎日洗濯乾燥するとは思えないので、50,400円より安くなりそうですけどね。
以上のように
・ヒーター式の電気代は、トータルで見て決して高くない!
・生乾き臭だけは避けたい!
この2点から、ドラム式洗濯乾燥機ヒーター式に決めました。
ちなみに、前のドラム式洗濯乾燥機もヒーター式でした。
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