早期リタイアからの法人なり~「手続きの壁」を越えたシニア奮闘記

コラム
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「のんびり暮らそう!」 そう決めて早期リタイア。

リタイア後に始めた小さな小さな宿泊施設。

個人事業主として数年、いつの間にか施設も大きくなり、ついに「法人化」という大きな節目を迎えた。

その道のりは・・・

なんと表現すればいいのだろう?

素人でも起業できるという恵まれたデジタルの時代。しかし、提出書類の多さにデジタルならではの苦労も。

結論、簡単だったわけではないが、達成感は半端ない!

といったところだろうか。

当初の「のんびり暮らそう!」からだいぶズレてきた。

 




「法人設立ワンストップサービス」の衝撃と、その後の落とし穴

今の時代、登記までは驚くほどスムーズだ。

私は弥生の会社設立を使った。これは、法人設立ワンストップサービスと連携しており、定款作成から登記申請まで、質問に答えていくだけで進められる。

素人でも会社設立はできる。おすすめだ!

「シニアでもデジタルを使いこなせば、こんなに簡単に会社が作れるんだ!」 と、この時はまだ、その先に待ち受ける「壁」を知らずに余裕を感じていた。

登記完了、そこからが「本当の戦い」

登記が無事に完了した瞬間、本当の試練が始まった。

スマートに進んだ登記とは一転、その後の新たな「電子申請システムの森」が待ち受けていた。

e-Tax(国税)とe-LTAX(地方税)の利用登録: 個人事業主時代も使っていたものだが、法人として登録する必要がある。

e-Govによる社会保険・雇用保険の手続き: 社会保険と雇用保険の手続きなどができるe-Gov(電子政府の総合窓口)。なくても困らない物らしいが、あったら便利だとか。

利用登録に手こずり、何とか登録できたものの届いた通知が開けなかったりで、推奨環境やブラウザの設定など、技術的な壁にぶつかった。

おまけに、入力画面が専門用語過ぎて「何言ってるか分かんない!」状態だ。文字も小さい!

 




「わからない」を越えるたびに増した自信

仕組みも専門用語も分からない状態から、少しずつ「なるほど~、こういうことだったのか~」が増えていく。給与天引きの仕組みも理解できた。

個人事業主になった当初の「青色申告ってなに?」からするとものすごい成長だ。自信が芽生えてくる。

法人化したことで、再び厚生年金の被保険者証を手にした。それは、早期リタイアした時には想像もしていなかったことだ。

2026年、シニア起業という「新しい冒険」

 




2025年4月、65歳までの希望者全員を対象に雇用確保が義務化された。

2026年現在、企業には70歳までの就業機会確保が努力義務として課されている。社会は「70歳までの就業確保」へと動き出したのだ。

でも、誰かに用意された席に座るだけでなく、自分で席を作ってしまう。そんな生き方があってもいいのではないか。

大変だった手続きの山も、今となっては「経験という財産」になった。 この「新しい景色」は、あのややこしい書類の壁を乗り越えたからこそ、見ることができたのだと感じている。

早期リタイアした頃の「のんびり暮らそう!」から真逆の方向に向かってしまったが、これはこれでなかなかおもしろい。

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