![にゃ~](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2022/09/b655de688e0a05b8f364a89b4ab0bddc-1.jpg)
こんにちは。にゃーちゃんです。
51才で夫とともにセミリタイアし、それと同時に卒婚。
セミリタイア後にゲストハウスを始めました。
現在私は、個人事業主(宿泊業)を廃業し、オーナーを子どもに引き継ぎました。
子どもと共同経営しています。
とは言え、オーナーが変わっただけでやってることは今までとほとんど変わりません。
しかし、大きく変わったことが1つだけあります。
それは、私の収入が『給料』になったことです。
この『給料』は『青色事業専従者給与』と言って、全額が経費とみなされ所得税の節税ができます。
個人事業主にとってはありがたいシステムです。
しかし、しかし!
届出事態は簡単なのですが、その後税務署から届く書類に悪戦苦闘しました。
と言うことで今回は
・個人事業主が使える『青色事業専従者給与』の届出
・その後の流れとして
所得税納付書
源泉徴収票・法定調書合計表・給与支払い報告書・総括表~の提出
についてお話したいと思います。
オーナーは子どもに変わりましたが、日々の帳簿付けやこのような書類関係は私が担当しています。
なので、給料を支払う側の立場としてお話していきます。
これから『青色事業専従者給与』をお考えの方の参考になれば嬉しいです。
青色事業専従者給与とは
『青色申告をする事業主の下で働く家族に支払う給与』のことで、全額経費として扱えます。
青色事業専従者給与を支払うには
青色事業専従者給与を家族に支払うには、『青色事業専従者給与に関する届出(変更届)書』を税務署に届出をします。
![青色事業専従者給与に関する届出(変更届出)書](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/cd4717f46665dd97d0f46e049269f4b7.png)
給与の上限額や支払日を変更する場合も、この書類を提出します。
ただ書類を1枚税務署に提出するだけなので、ここまでは簡単です。
問題はここから
届出をしてから間もなくして、税務署から分厚い封筒に入った書類がどっさり届きました。
中身は源泉徴収についてと所得税納付書、その他お知らせの紙諸々。
源泉徴収と所得税納付書
源泉徴収
源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くことをいいます。
そして、源泉徴収する金額はこの『源泉徴収税額表』から調べることができます。
![給与所得の源泉徴収税額表](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/92984aaef4ced9cc908bc81e7c9cc5ba.png)
表からも分かるように、月の給与所得が88,000円未満の場合は、源泉徴収する金額は0円です。
所得税納付書
前述したとおり、源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くことをいいます。
事業者が一旦預かり、その後国に納めるしくみです。
その時に使うのがこの所得税納付書。
![源泉徴収 納付書](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/e4cd9c837c63cc151ce522f68949fe8a-1024x574.png)
通常は毎月納付しますが、給与の支給人員が10人未満であれば『源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書』を税務署に提出することで、年2回(納付期限7/10,1/20)に分けてまとめて納付することができます。
![源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/8b6012980195b1883df38ca858772a75.png)
納付する金額が0円でも、この納付書は税務署に提出しなければいけません。
11月頃に届く書類
再び税務署から書類がどっさり届きました。
中身は、『源泉徴収票・法定調書合計表・給与支払い報告書・総括表』の提出について。
提出先はそれぞれ分かれていて、税務署と市役所の2か所です。
税務署に提出
・源泉徴収票(原則88,000円未満は不要)
・法定調書合計表
![給与所得の源泉徴収票](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/fde07071e0e7de178eab669a6175f6f3-1024x715.jpg)
![給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/9d18b63e77f7f9d369ef452793a3399a.png)
市役所に提出
・給与支払報告書(個人別)
・給与支払報告書(総括表)
![給与支払い報告書(個人別明細書)](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/4665255bd806bb022cc4a5591a7ca3b2.png)
![給与支払い報告書(総括表)](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/d4a395cac04cfb3224a17c934821c313.png)
![](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG20240108200647-1024x521.jpg)
まとめ
今回は
・個人事業主が使える『青色事業専従者給与』の届出
・その後の流れとして
所得税納付書
源泉徴収票・法定調書合計表・給与支払い報告書・総括表~の提出
についてお話しました。
個人事業主にとってはありがたい『青色事業専従者給与』
全額経費になり、所得税の節税ができます。
『青色事業専従者給与』を家族に支払うためには、届出とその後の書類等の提出が必要になってきます。
私の場合は、源泉徴収する金額が0円になるように、給料は8万円に設定しています。
そして、8万×12ヵ月で年間960,000万円が経費になります。
ただ正直なところ
たった一人の、それも家族に支払う8万円のためにここまでするんかい!?
というのが本音です。
仕方のないことですが・・・
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