老後に不安がある人におすすめの映画「老後の資金がありません」

日常
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ちょっと前、老後2,000万円問題が話題となりましたね。

今ではあまり聞かれなくなったこの言葉ですが、それでも多くの人が老後資金については関心、あるいは不安があるのではないでしょうか。

そんな社会的な問題をリアルに描いた映画「老後の資金がありません」は、老後に不安がある人々に向けて、深い共感と考えるきっかけを提供してくれる映画です。

ということで今回は

映画「老後の資金がありません」を元に老後の暮らし、特にお金の問題と終の棲家について考えてみたいと思います。

映画内で展開されるシェアハウスという独特な生活環境は、老後生活の選択肢ひとつだと納得させられるはずです。

 




老後は何が不安なのか?

様々なアンケート調査をみても、老後に対する不安の2大要素が『健康』と『お金』です。

年々衰えてくる心身。寝たきりになるのではないか、認知症になったらどうしよう~などの健康面の不安を多くの人が抱えています。

そして、公的年金だけでは足りないのではないか。いったい老後にはいくらあればいいのだろうか~などのはっきりしないお金の不安。

何かしら老後に不安を抱えている人は、なんと9割以上!

そんな多くの人が抱えているお金の不安をリアルに描いたのが、映画「老後の資金がありません」です。

映画「老後の資金がありません」のざっくりあらすじ

映画「老後の資金がありません」は2021年に公開された映画で、天海祐希さん演じる普通の主婦が老後資金問題に立ち向かう、お金の痛快コメディ映画です。

原作は、垣谷美雨(かきやみう)さんの34万部を突破したベストセラー小説「老後の資金がありません」

日々慎ましく暮らしている主人公の篤子。舅の葬儀をきっかけに次々と高額な出費が重なり悪戦苦闘。そんな中、夫婦そろって失業。

姑との同居も始まり、お金がらみのてんやわんやの日々が・・・

笑いあり、涙あり、共感あり!そして老後の生活のあり方を考えさせられる映画です。

 




映画のテーマ性:老後の資金を考える

この映画は、老後の資金という切実なテーマを扱いながら、それにどう向き合うかを深掘りしています。主人公たちが直面する金銭的な問題を通じて、私たちも自らの将来について考えさせられます。

映画の中では

★親自身が手作りの生前葬をして、損失どころか利益を出す
 ⇒派手にする必要はない

★盛大にやるつもりだった娘の結婚式を手作りの式に変える。
 ⇒娘の意向で、同じく派手にする必要なない

★主人公篤子が現金10万円で、ず~っと欲しかったブランドバッグを買う。
 ⇒自分のためにお金を使う

★自宅を売却してローン完済。そして、シェアハウス入居。
⇒考え方を少し変えてみる

等々、考えさせられるポイントが盛りだくさんです。

老後にシェアハウス入居

映画の最後、主人公夫婦は自宅を売却してシェアハウスに入居します。

プライベート空間は確保されており、それでいて他人との交流もできる~といった、今までのマイホーム生活とは全く違った選択です。

最後は、シェアハウスのみんなと楽しそうにしている姿で締めくくられています。

『おひとりさまの終の棲家「シェアハウス」を選ぶ人が増加している!?』の記事によると、高齢者向けのシェアハウスや若い世代と高齢者が共に暮らす多世代型シェアハウスが年々増加しているとのこと。

シェアハウスの特徴でもある『常に誰かがそばにいる』というのは、孤独になりがちな高齢者にとって新たなコミュニティがうまれることでしょう。

このような環境を好むか好まないかは人それぞれですが、選択肢のひとつとして考えてみる価値はあるのではないでしょうか。

 




まとめ

今回は

映画「老後の資金がありません」を元に老後の暮らし、特にお金の問題と終の棲家について考えてみました。

この映画は、多くの人が抱える老後資金問題をリアルに、そしてコミカルに描いています。

映画に出てくる問題を自分に当てはめて見ることができ、『老後をどう生きるか』を考えさせられます。

確かに、老後資金がいくら必要かは気になるところではありますが、映画の主人公たちのように考え方を少し変えてみれば、案外気楽に老後を過ごすことができるのかもしれませんね。

映画の最後に出てくるシェアハウスは、老後生活の選択肢のひとつになりそうです。

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