こんにちは。にゃーちゃんです。
51才で夫とともにセミリタイアし、それと同時に卒婚(卒婚生活7年目)。
セミリタイア後にゲストハウスを始めました。
道後温泉
歴史ある温泉
旅の途中で愛媛県の道後温泉に立ち寄った。
夏目漱石の『坊ちゃん』に登場する温泉だ。
明治27年に建てられ、現在は国の重要文化財に指定されている。
坊ちゃん、坊ちゃん・・・
出だしは何だっけ?
「吾輩は猫である。名前はまだない。」
違う、違う!
しばらく考えて思い出した。
「親譲りの無鉄砲で子どもの時から損ばかりしている。」だ。
坊ちゃんのことを考えながら向かった『道後温泉 本館』は、なんと順番待ちの賑わいだった。
1時間待ちと言われ引き返そうとしたら『1時間ですよ』と繰り返し言われた。
その言葉の真意は『たったの1時間ですよ』と聞き取れた。
別の記事でも紹介したが、私は行列に並ぶのが苦手だ。
待つくらいなら諦める。
20分位なら考えてもいいが、1時間は論外だ。
坊ちゃんの湯は諦めて、道後温泉別館『椿の湯』に行った。
昭和28年に建築されたもので、こちらも歴史がある。
道後温泉は老舗温泉にしては料金が安い。
別館『椿の湯』大人450円。
シャンプーやコンディショナー、ボディーソープの備え付けはないが、車中泊の旅をしている私は、My入浴セットを持っているので、何の問題もない。
歴史を感じさせられるような雰囲気がありよかった。
ただ、お湯が熱かった。
せっかく来たのでゆっくり浸かるつもりだったが、お湯が熱くて出たり入ったりを繰り返していた。
結局、湯船に浸かっていた時間はトータル5分位だろう。
それでも、道後温泉の雰囲気はしっかりと感じ取れた。
余韻に浸っていたら見つけてしまった。
3分間10円の有料ドライヤーを
3分間10円の有料ドライヤー
たいてい温泉にはドライヤーは備え付けてあるものだ。
ここ『椿の湯』にもドライヤーはあった。
あったが、3分間10円の有料ドライヤーだった。
果たして3分間で私の髪の毛は乾くのだろうか・・
と考えながら10円玉をコイン投入口に入れるといきなり動き始めた。
慌てて猛スピードで乾かした。
10円・・10円・・・10円
髪の毛を乾かしながら頭の中で
『10円くらいなら安い!』と思うべきか、はたまた『10円くらいなら無料でもよくない!』と思うべきか。
猛スピードで乾かしている私の髪の毛もぐじゃぐじゃだが、頭の中もぐじゃぐじゃになってきた。
3分間は意外と長かった。
ちゃんと乾いた。
3分間10円の有料ドライヤーには、きっと何かしらの事情があるのだろう。
今まで旅の途中でいろんな温泉に立ち寄った。
いい温泉だったな~と思っていても、数か月も経つと記憶が薄れていく。
道後温泉別館『椿の湯』はいつまで経っても忘れないような気がする。
とは言うものの
何かしらの事情があるにせよ
『10円くらいなら安い!』と思うべきか、はたまた『10円くらいなら無料でもよくない!』と思うべきか。
これまた、いつまで経っても整理はつかない気がするな。
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