前編/夫婦の会話がかみ合わなくなったら~松下幸之助の教え、牛はモーで馬はヒヒン!

コラム
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こんにちは。にゃーちゃんです。

51才で夫とともに早期リタイアし、それと同時に卒婚。

現在卒婚&セミリタイア6年目です。

稲穂

暑かった夏も終盤を迎え、季節は秋へと進んでいく。

我が家の周りの田んぼの稲穂たちも、黄色く色づきだいぶ重たそうになってきた。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』

この言葉が頭をよぎる。

 



夏の出来事『イラッ!』

先日、夏の忙しい時期に夫がやってきた。

事前にラインをもらった時

『なにもこんな忙しい時に来なくても!』と、私の中に最初のイラッ!が芽生える。

来訪初日の夕食時、『ごはんの量が少ないんじゃないの?』と指摘された。

『いやいや!ちゃんと二人分炊いといたよ!』と反論。

夫はなぜそんなことを言ったのだろう。

第二のイラッ!だ。

こうなると、物事は悪い方向へと進んでいく。

始まりはごはんの量だったとしても、何年も前の出来事を引っ張り出して、お互いに自分が優位に立とうと攻撃的になる。

ごはんの量とは全く関係ない内容だ。

すべて『イラッ!』のせい。

心の持ちようで状況は変わる

アイスランド

アイスランドに『地球の裂け目』と呼ばれている場所がある。

これは、北米大陸プレートとヨーロッパ大陸プレートの境目だ。

この裂け目が1年間に数センチメートルずつ広がっている。

地球が動いているのだ。

他にも、アイスランドには自然を感じられる場所がたくさんある。

地熱で温められた温水が勢いよく噴き出す間欠泉や一面に広がる氷河など、これらすべてが大自然のなせる業。

これらを目の当たりにしたとき、自然の大きさを感じるとともに自分のちっぽけさも感じた。

人間偉ぶっても、これらの自然には到底勝てっこない!

もっと謙虚でいなければ、などと心の中で反省した。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』

『経営の神様』と言われたパナソニック創業者の松下幸之助さんは、この『実るほど頭を垂れる稲穂かな』を信条としてこられた。

『りっぱな人ほど謙虚な姿勢である』という意味のこの言葉。

松下さんはこう述べている。

謙虚さを失った確信は、これはもう確信とは言えず、慢心になってしまいます。

松下幸之助

心の中で自分のことを自慢すれば、それはもう謙虚さでもなんでもない。

しかし、ついついおごり高ぶってしまうのも人。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』

一見シンプルで納得のいく言葉ではあるが、実践するのはかなり難しそうだ。

 



夫との会話

先ほどの『ご飯の量少ないんじゃないの』事件。

私に謙虚さがあれば回避できた問題なのだろうか。

んんん~?

松下さんはこうも言っている。

男は男、女は女。牛はモーで馬はヒヒン。繁栄の原理は極めて素直である。

松下幸之助

何とも説得力のある言葉だ。

あーだこーだこねくり回さず、素直に物事をとらえよ。そう解釈した。

もう一度、先ほどの『ご飯の量少ないんじゃないの』事件にもどろう。

そもそも、男性の脳と女性の脳は違うと言われている。

夫婦間で考え方の違いが出るのは、ごく当たり前のことかもしれない。

しかし、見た目が同じ人間だから『なぜそんなことを言うの?なぜ理解してくれないの?』と怒りが込み上げてくる。

『ごはんの量が少ないんじゃないの?』
『いやいや!ちゃんと二人分炊いといたよ!』

この会話を

夫が『モー』と言い、私が『ヒヒン』と言ったと思えば合点がいく。

所詮『モー』と『ヒヒン』は全くの別物。

かみ合うはずがない。

後編につづく↓

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