コロナ！反動～『リベンジ消費』が起こる分野や規模は限定的⁉ゲストハウスは？

今回は

についてお話したいと思います。

現在、新型コロナ感染症が出現して3年目になりました。

来年こそは、来年こそは～と思い続けてもう3年です。

下のグラフは新型コロナウイルス関連倒産を表したものです。

全国で3950件（2022年8月26日16時現在）

新型コロナの影響で倒産に追い込まれた企業や個人事業主は決して少なくありません。

　

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出るたびに落ち込む消費。

国の支援策として打ち出された、GoToイートやGoToトラベルも感染拡大で中断し、そうこうしているうちに各自治体が新たな支援策を、手を替え品を替え打ち出してきます。

ありがたいことですが、何が何だかもうわからん！状態になっているのは私だけでしょうか。

このような状況で迎えたコロナ3年目。

人の動きもだんだんと増え、各地ではイベントが再開されるようになってきました。

旅行に行く人も増えて、今夏私のゲストハウスでもコロナ禍前以上の賑わいが戻ってきました。

果たしてこれは『リベンジ消費』なのでしょうか。

　

コロナ禍のゲストハウスの経営状況

ゲストハウスオープン

仕事を早期リタイアし、ゲストハウスをオープンしました。

オープンから約半年間、予約数はポツリポツリ。

半年を過ぎた頃より予約数は増え始め、私一人が生活していけるレベルにまでなりました。

もう少し売り上げを伸ばしたら、あとは予約を調整しながら忙しくなり過ぎないようにしていくつもりでしたが・・・

そんな調整は不要でした。

新型コロナウイルス感染症の出現で、忙しくなり過ぎるどころかとことん暇になりました。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染の出現で、既に入っていた予約はキャンセルになり、新たな予約はほぼ0に。

これにはびっくりびっくり！

このような状況が約1年半続きましたが、国や地方自治体の支援制度のお陰で、普通の生活を続けることができました。

With コロナ

コロナ2年目の夏くらいから予約が戻り始め、2022年はGWも夏も予想を上回るほどの予約数でした。

特に今年の夏は『行動制限のないお盆休み』ということもあってか、月の売り上げとしては過去一でした。

第7波がまだまだ続いていますが、それでも人々の行動がコロナ禍前の日常に戻りつつあるのを感じます。

『With コロナ』の時代に入ったきたのでしょうか。

　

自粛の反動～『リベンジ消費』が起こる分野や規模は限定的なのか⁉

お客さんが戻ってきたことに諸手を挙げて喜んでいるのですが、一方でこんな調査結果も出ています。

野村総合研究所が2021年7月に実施した調査によると～以下抜粋

コロナ禍が完全収束した際の消費意向をいくつかの項目で見ると、これまで抑制していた消費の反動、いわゆる『リベンジ消費』が起こる分野や規模は限定的と言えそうである。『国内旅行』は比較的支出意向が強いものの、5割近くが『コロナ禍以前の水準には戻らないだろう』と回答している。

野村総合研究所

冒頭で紹介したグラフによると、宿泊業の倒産は「飲食店」「建設・工事業」「食品卸」に次いで4番目に多いようですが、一方で『国内旅行は比較的支出意向が強い』というアンケート結果も出ています。

確かに今年の夏の多さには『リベンジ消費』を感じずにはいられません。

5割近くの人が『コロナ禍以前の水準には戻らないだろう』と回答している中、これだけ予約数が増加したのをみると、『リベンジ消費が起こる分野や規模は限定的と言えそうである」の中に宿泊業が入っているのかもしれません。

　

まとめ

今回は

についてお話しました。

コロナ1年目は、予約数が激減し売り上げも急降下。

コロナ2年目は、夏くらいから予約が増え始めいい兆しが見えてきました。

コロナ3年目（2022）は、GWも夏も予想をはるかに上回るほどの予約数でした。

上記のアンケート調査では、5割近くの人が『コロナ禍以前の水準には戻らないだろう』と回答しています。

そんな中、『国内旅行は比較的支出意向が強い』という強みはあるにせよ、私のゲストハウスにこれだけの人が戻ってきたことに、図々しくも『自信』みたいなものを持ち始めました。

これが今だけの『期間限定』にならなければいいのですが・・・

秋以降の予約に期待したいところです。