人間関係のイザコザは、どこにいても何をしていてもつきまとうもの・・・なのか!?
ゲストハウスを始めていろんなお客さんに出会ってきた。
その人の生き方に刺激をもらったり、心温まるお声掛けをもらったり。
はたまたルールを守ってくれない人に、その場限りの怒りを感じたり。
人と付き合う中でいろんな感情が湧いてくる。
私の堪忍袋はでかい方だと思っている。
めったなことでは感情的になったりしない。
ただ、堪忍袋がでかいだけに、緒が切れてしまったらコントロール不能になる。
2.3年に一度のペースで、私の堪忍袋の緒が切れそうになるお客さんと出会う。
つい先日、その時がやってきた。
![怒っている猫のイラスト](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/03/5b599ed8467483444d845dd62f72afbf-300x158.png)
堪忍袋の緒こそ切れなかったが、はらわたが煮えくり返るほどの感情が込み上げてきた。
ブッダの教えに
『怒る人に怒りを返さない人は、勝ちがたい争いに勝つ』
というのがある。
まさに『短気は損気』ということだろう。
ただ、冷静でないときにこの怒りの感情を抑えるのは非常に難しい。
そういう時にいい方法がある。
『相手の頭にチューリップが生えている。チューリップを頭に乗せながらワーワー言っている』
と、想像してみるといいらしい。
上司からガミガミ言われた時も
『上司が頭にチューリップを乗せて何かガミガミ言っている』
夫婦喧嘩の時も
『夫(妻)が頭にチューリップを乗せて何かワーワー言っている』と。
![怒っている人のイラスト](https://nya-chan.com/wp-content/uploads/2024/03/8a4c32f4f17364392b4b545069923189-300x158.png)
今回の私の場合、チューリップがなかなか出てこなかった。
出てきたとしてもすぐに消えていく。
同じくブッダの教えに
『戦場において百万人に勝つよりも、ただひとつの自己に克つ者こそ、実に最上の勝利者である』
というのがある。
チューリップのコントロールができなかったことで、この教えの難しさを痛感する。
ストレス社会と言われている現代。
多くの人が、多かれ少なかれ『怒り』の感情を表す時があるだろう。
ただ経験上
怒りにまかせて発した言葉は後になってモヤモヤが残る。
言いたいことを言ってスッキリしているはずなのに、なぜか後味が悪いのだ。
『怒る人に怒りを返さない人は、勝ちがたい争いに勝つ』
ということか。
いずれにしても、怒りの感情を最小限に抑えることができれば、それに越したことはない。
『戦場において百万人に勝つよりも、ただひとつの自己に克つ者こそ、実に最上の勝利者である』
敵は相手ではなく自分自身。
だが・・・
あれから1週間ほど経った今も、ちょくちょく思い出しては怒りが込み上げてくる。
夜寝る時に思い出したら最後、思い出し怒りでなかなか寝付けない。
ちなみに、手塚治虫の『ブッダ』は大好きで何回も読んだ。
ブッダのように心穏やかにいられたらと思ってはいるが、現実はそう甘くない。
己に克ちたい。
そしてぐっすり眠りた~い。
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