こんにちは。にゃーちゃんです。
51才で夫とともにセミリタイアし、それと同時に卒婚。
現在卒婚&セミリタイア6年目です。
『登山で人の性格が分かる』
こんなことを聞いたことがありますか?
先日、夫と一緒に山に登った。
登山が趣味と言うわけではないが、年に2~3回ほど登山をしている。
ちょっと前に『山ガール』という言葉が出てきたが、特に影響されることなく、思い出したように地味に山登りを楽しんでいる。
秋晴れの絶好の登山日和だった。
夫のスピードは速い。
私のスピードは遅い。
登り始めから二人の差はどんどん開く。
皆さんはパートナーと一緒に登山されるだろうか?
お相手はどんなペース?
私の夫はお構いなしに自分のペースでドンドン先に行くタイプ。
せっかちな性格がよ~く表れている。
時々振り向いて私の位置確認をし、余りにも遅いと止まって待っていてくれるが、優しさや思いやりは全く感じない。
なぜなら、私が追いつくとすぐに出発するのだ。
自分は休憩する時間があっていいだろうが、私にはない。
冒頭で『一緒に山に登った』と言ったが、『それぞれで登った』と言った方がしっくりくるかもしれない。
登山に限ったことではない。
旅行先でもそうだ。
私は歩いている途中で、面白そうなものがあれば立ち止まって見てしまう。
片や夫は、目的地まで脇目も振らず突き進む。
『狭い日本、そんなに急いでどこ行くのー?』と、大声で叫びたくなる。
卒婚しひとり暮らしになった今、日々マイペースで過ごしている。
なので、たまに夫と一緒になると一気に気ぜわしくなる。
一緒に住んでいた時はどうだったのだろうと振り返ると・・・
やっぱり気ぜわしかった。
道理で今が楽なわけだ。
今回の山登りで、私たち夫婦の縮図を見たような気がした。
別々に暮らし、たまに一緒に過ごす。
別々に登り、ほんの一瞬一緒になる。
登山は夫婦の人生が表れるのか⁉
山頂できれいな景色を見ながら食べるコンビニのおにぎりは、格別においしかった。
下りも『一人下山、時々二人』で下りて行く。
途中、遠くから膝が何とか~と言っているようだが、風がざわざわしていて何言ってるかわからない。
『登山で人の性格が分かる』
正に、夫の性格がにじみ出ている登山だった。
フランスの哲学者『ミシェル・ド・モンテーニュ』はこんなことを言っている。
『夫婦の仲というものは、あまり終始一緒にいると、かえって冷却するものである』
登っている最中『あー--!、何で一人でサッサと先に行くかなー--!』と苛立ちもしたが、日常生活も山登りも、今の距離感がちょうどいいのかもしれないな。
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